見せないことで見やすくなる? JJF2011 Championship Audition Video By Bon Bon
どうも。湯道怜央(ゆみち れお)です。
ジャグリングルーチンにおいて、見せないようにすることで演技が見やすくなる要因とはなんでしょうか?
洗練された立ち回りと安定感についてのハナシになります。
本日もジャグリングルーチン動画の紹介をします。
JJF2011 Championship Audition Video By Bon Bon
JJF2011 Championship Audition Video By Bon Bon
jugglerlifeさんの投稿。説明文を見る限り投稿者様の演技ではないようです。
以前紹介させていただいたbon asadaさんのシガーボックスの演技動画になります。
↓以前紹介させていただいた過去の記事↓
juggling-reo-yumichi.hatenablog.com
冒頭で曲調に合わせた所作で世界観をつくり。
メイン武器である3シガーボックス・4シガーボックスのボディ系統の技を際立たせる構成に、色変えなどの要素を盛り込んだルーチン。無駄のない安定した立ち回りが世界観を崩さず、とても見やすいルーチンとなっています。
トリック・立ち回りの粗を見せないことで
世界観が崩れることなくルーチンが見やすくなる
つまりは洗練された安定感が大事ということですね。
・安定感
3シガーボックスタカムラーでの足元のふらつきのなさ。
4シガーボックスのトリックを休憩なしで連続でこなしています。4シガーボックスで連続で技を繰り出すときは、真ん中二つの箱の位置を修正しながらでないと失敗する確率が上がります。
・世界観をつくるための演出
冒頭から世界観に引き込むような所作、ルーチン終了時にも同じ所作を入れ統一感が出ています。私はルーチンにジャグリング以外の要素を入れるのは好きです。ですがジャグリングの界隈では、ルーチンにジャグリングと関係ない所作を入れることについて否定的な意見を持つ人もいます。難しいですね。
bon asadaさんは立ち回りが安定しており非常に見やすい演技が多いです。すぐに身につくスキルではないですが、左右移動時の足さばきやトリック中のふらつきのなさは是非参考にしてほしいですね。
それではまた!
シガーボックスでスピード出すのは難しい YAYA CigarBox jugling
どうも。湯道怜央(ゆみち れお)です。
本日もジャグリングルーチンの紹介をさせていただきます。
YAYA CigarBox jugling
(jug"g"lingのスペルミスかと思いますが原文ママです)
s0220sさんによるルーチン動画。
3シガーボックスの早いテンポでトリックを繰り出しているのが特徴的なルーチン。時折ダンスのステップが入っているのも印象的です。あとピルエットが速いですね。
序盤の仮面を舞台袖に放り投げる演出。一度はしてみたいですね。
シガーボックスでスピード感のある演技をするのは難しい。
シガーボックスの技はテイクアウト系統では
①トリックを始める→②挟む→①トリックを始める→②挟む
と、通常では1つの技を行うのに2テンポ必要。そのためシガーボックスの演技はもたつきがちになります。もたつきは4シガー以上でさらに顕著になります。
(2テンポかかることから、筆者も昔は「シガーボックスの演技は曲の裏拍を取れ」とアドバイスされたことがあります。裏拍についてはややこしくなるので説明は省きます。)
技のテンポを上げる(速度を上げる)と同じ技でも難易度が上がります。それに1テンポの部分に、無理矢理2テンポかかるトリックをぶちこむ違和感を解消する必要もあります。
3ボールジャグリングの手元系といわれるような、早いテンポを繰り出すのはシガーボックスでは難しいです。裏を返せばスピード感のある演技ができれば他のシガーボックスジャグラーと差別化ができます。
細かいところ
旋風大回転(動画の1:52~1:54)の甲斐性*1
旋風大回転を行う前に左手がシガーボックスの側面を持ってる状態からしています。前の技でシガーを取る位置のミスの影響によるものだと思われますが、見事にミスを解消しています。よほどのことが無い限り、片方だけ側面を持った状態からトリックを始める練習なんてしないです。甲斐性が高いといえます。
話は逸れるのですが、2010年のJapan Juggling Festival Championship予選ではこの曲を使っていた人が少なくとも3名いたそうですね。印象に残りやすくジャグリングルーチンとしても使いやすい曲ということなのか、はたまた偶然なのか。
ただこの曲を使っている人の演技はs0220sさんの動画もとい、とてもカッコイイですね。
同じ曲を使用されているディアボロの演技動画を紹介させていただきます。
2013 Moyostage 溜溜球暨扯鈴大賽 Finals Diabolo 6th Yuichiro Kubo 久保悠一郎
それではまた!
*1:甲斐性:ジャグリング用語としては「突発的なミスに瞬時に対応し、ミスせずに立ち直ることの意」として甲斐性という用語が使うことがあります(もしかしたら使ってるの自分だけかも……
安定感のあるピルエットと基本に忠実なルーチン Cigar box juggling --MJF2012--
どうも。湯道 怜央(ゆみち れお)です。
ジャグリングルーチン動画の紹介とレビューをさせていただきます。
Cigar box juggling --MJF2012--
Cigar box juggling --MJF2012--
k1katsumiさんによるルーチン。タイトルから2012年に行われたルーチンになります。
3シガーボックスの基本に忠実なお手本のようなルーチン。
安定感のあるピルエットが印象的であり、最後の6タワーピルエットは圧巻。
珍しいトリックがみられない中で拍手をもらえる構成の良さがみられます。
シガーボックスの扱いがキレイ
とにかくシガーボックスの扱いがキレイで見やすい。シガーボックスを挟んだときの箱どうしのズレが少ない。
4シガーボックスを取り入れているルーチンは、どうしてもトリックとトリックの間がもたついてしまいます。3シガーボックス中心の構成はもたつきも少なく、テンポよく行えるのも利点ですね。
ピルエットの安定感
最後のピルエットパートの安定感が半端ないです。
Build The Tower*1→Save The Tower*2は繊細なコントロールが必要であり、簡単に成功するモノではありません。
Build The Towerは最近では見なくなったので見ていて懐かしくなりました。
シガーボックスを始めて間もない方に是非見てほしいルーチンです。
それではまた!
自己紹介 湯道怜央はどんな人なの?
どうも。湯道怜央(ゆみち れお)です。
今さらながら自己紹介をさせていただきます。
◆名前
湯道 怜央(ゆみち れお)
◆性別
男性
◆利き腕
右利き(箸は左利き)
◆身長
藤岡弘、と同じ
◆ジャグリングを始めた年齢
18歳
◆好きなモノ
甘い食べ物
◆嫌いなモノ
悪意の有無に関わらずバカする人
◆ジャグリングを始めた経緯
18歳より上京。その年に職場でなんか一発芸をすることを求められたため。
ネットの情報を頼りに独学でジャグリングを始める。以降も独学でジャグリングを続ける。
◆ジャグリングできる道具
シガーボックスが一番好きです。
ディアボロ・シェーカーカップでもルーチンを作ったことがありますが。
◆どこまでジャグリングできるの?
1人で場を20分持たせるぐらい。プロ活動はしていないので、職場の人から年に1回ご依頼があるかないか。
昔はジャグリングの競技会にも出ていました。ですが、記録に残るような成績も動画もありません。
自称ですが、ミスの少ない安定した演技と力技を武器としていました(過去形)
競技会ジャグラーだったのは昔のハナシ。
◆ジャグリングの何が好きか
個人競技であること。これに尽きます。
野球部に所属していたのですが、ヘタな部員に対する陰湿な嫌がらせがひどく「絶対にチームスポーツはしない」と誓いました。ちーむわーく?何それおいしいの?
詳しくは書けないのですが、法律的に障害者と健常者の間に位置していて、一部医療費が1割負担です。
◆ブログをする目的
『ジャグリングルーチンについて講評ができるようになる』ことです。
ジャグリングコンペティションの審査員ができるようになればいいなーとか思ったり思わなかったり。
文章にアウトプットすることで、自身のジャグリングに対する考え方を認識できますしね。
◆ブログ運営について
・ルーチン動画講評
上記目的のために、動画投稿サイトに上がっているジャグリングルーチンについて書くことが主になります。
競技会で演技をみる時は1回限りです。(私は他人の演技をビデオ撮影しない人です)
それに倣い、ブログで紹介させていただく際に動画をみる時は1回見ただけで記事を書きます。見返す必要があるときは見返しますが。
ただ、私はシガーボックス以外の道具については明るくないです。しばらくはシガーボックスの動画紹介が主になります。
・シガーボックス
シガーボックスを始めたばかりの人に向けて、シガーボックスの練習方法などの記事も書ければと思っています。
・その他ジャグリングの話題について
動画紹介以外にもジャグリングの話題についての意見・考察もします。
ジャグリングを始めたばかりの人にとっては有益な情報はないかもしれません(申し訳ない)
ジャグリング動画をみる上での一意見として記事を見ていただければと。
どうぞよしなに。
湯道 怜央(ゆみち れお)
*1:分離、独立、絶縁などを意味する用語。ジャグリング用語としては道具を空間に固定するように操作することを指す。代表的な道具はコンタクトボール/エイトリング/マグネティックバトン
シガーボックスの特権”色変え” 「使わなければ」になってませんか?
どうも。湯道 怜央(ゆみち れお)です。
シガーボックスジャグリングの特権と言っても良い
”色変え”について考えてみました。
色変えとは?
シガーボックスの表裏の色を別にし、表裏を入れ替える(シガーボックスの色を変える)技の事を勝手に色変えと呼んでいます。
「色変えなければ」になってませんか?
シガーボックスの表裏で色を別にできることで「ルーチン中に色を変えなければいけない」と義務感が生じ、かえって制限を強めているのではないか?と感じるところがあります。
「色を変えられる」ではなく「色を変えなければならない」になってないかと
長いですが筆者としては
・ルーチン全体で色変えによる突出した難易度を表現できればいい。
色変えの技術が突出していない場合は、無理に表裏の色を別にしなくてもいいのではないか。
・「なんでシガーボックスの表裏を別々の色にするのか?」という質問に答えられないのであれば、考え直すべき。
と考えています。
筆者の経験上、色変えの技術が突出していないのに無理に色変えを「使わなければ」と感じたことがありまして、演技内容が中途半端になることもしばしば。
ばっさりと表裏同色にすることでルーチンの構成が楽になる。
構成負担増vs難易度の表現
「ルーチン構成負担増」vs「色変えによる難易度の表現」
この2つを天秤にかけてどちらに傾くのか?
ルーチン構成負担増の例
・ルーチン全体で表裏に気をつかった構成が必要。
意図せずに表裏が変わる事例を避けなければならない。
・失敗した際のリカバリーが大変な場合もしばしばある。
色変えによる難易度の表現がこの構成負担増を越えるのであれば、色変えをルーチンに組み込む価値は十分あります。
逆の場合は、色変えを切り捨てる決断が必要でしょう。
ルーチン動画紹介
色変えが特徴的なルーチン
JJF2015 Championship preliminary
JJF2015 Championship preliminary
katsuya_jugさんのルーチン
トスシガージャグリング最中の頻回な色変え・マニュピレーションが特徴的。色変え以外の部分のクオリティも高いです。
個人的にこのクオリティで予選落ちはありえないです。シガーボックスが冷遇されていると思わざるえないですね。
JIN JJF2013 CS 予選動画
Jin Suzukiさんによるルーチン。
マニュピレーション・ループトリックの最中に色変えをぶちこむ点が印象的です。
シガー大会2015 hanehituji
hane hitujiさんによるルーチン。
4シガー・5シガーで積極的に色変えを取り入れている。
5ダンシーズデビルメントからの全色色変えは圧巻。
色変えないが特徴的なルーチン
実は筆者の勉強不足であり、ほとんど思い浮かばないです。
JJF2008銀賞の大回転古谷さんを紹介したかったのですが、著作権の都合上で動画がブロックされていました。
こんな印象的な色変えてないルーチン動画知っているよ。という人がいれば教えてもらえると嬉しいです。
特殊な色変えルーチン
このお二方については、色を使った構成力が飛び抜けています。ルーチンを構成する思考回路がぶっとんでます(褒め言葉のつもりです)。
どんな色が好き(cigarbox juggling)
GOHCHOさんによるルーチン。
5箱の表裏各10面をフルに使いきって4色の色を用いた特殊な色変えルーチン。難易度が伝わりにくい首・股に挟んだ箱を手渡しの要領で交換する技術。それに色変えの構成を加えることで斬新さがみられます。
GOHCHOさんもはてなブログでジャグリングについて発信されています。
「まだまだ誤解の多いジャグリングの実態や、知られざるジャグラーの生態について面白おかしく語っていくができれば」をテーマにブログをされています。
【シガー大会2016(男子総合部門)】7th 三原良太
Mihara Ryotaさんによるルーチン
白と黒の柄を使った構成が特徴的です。
私の過去記事で紹介させていただいています。
juggling-reo-yumichi.hatenablog.com
シガーボックスルーチンを作る際、色変えを「使わなければ」になってませんか?
シガーボックスの特権ではありますが、なぜ色変えを入れるのか?もしくは入れないのか?
これを考えてルーチンを作成してみてはいかがでしょうか?
それではまた!
シガーボックスの特権を活かすルーチン 【シガー大会2016(男子総合部門)】7th 三原良太
どうも。
湯道怜央(ゆみち れお)です。
本日もジャグリングルーチン動画を紹介させてもらいます。
【シガー大会2016(男子総合部門)】7th 三原良太
Mihara Ryotaさんによるシガーボックスのルーチンです。
近年ではかなり珍しい3シガーボックスのみの構成。マニュピレーション*1系統とボディ系統を主軸としたルーチンです。
中でも上下非対称・表裏別のシガーボックスの柄を巧みに活かしたマニュピレーションが特徴的です。
上下非対称のシガーの柄でのマニュピレーションをしているのは、筆者が認識している中では彼のみ。この要素が新奇性を高めています。色をそろえながらのマニュピレーションから、構成をかなり練りこんでいることがうかがえますね。おそらく、どの箱を落としたか・ミスをしたかのパターン別でリカバリー方法を考えているでしょう。
最初と最後の艶やかな立ち回りが好印象。マニュピレーションの箱のさばき方もキレイ。
印象には残りづらいが、決め技やフィニッシュトリックが決まるときに必ずシガーボックスの上下の柄をそろえていることにも注目したい。
色を扱えるのはシガーボックスの特権
シガーボックスで色を扱う事
シガーボックスは「箱」なので、他の道具とは違い広い平面があります。その面にカッティングシートを使用しデコレーションができます。
デコレーションができるのはシガーボックスの特権ともいえます。
シガーボックスの表と裏で色を使い分けるシガーボックスジャグラーは多いですが、ほとんどの人が表1色裏1色の2色(種類)までです。
よく見る例
A箱 表:黒 裏:白
B箱 表:黒 裏:白
C箱 表:黒 裏:白
の2色2種類といった具合です。
1箱で2種類の柄があることを指します。
Miharaさんの場合
A箱 表:黒、白 裏:黒一色
B箱 表:黒、白 裏:黄緑一色
C箱 表:黒、白 裏:白一色
の3色4種類。
1箱で2種類以上の色を扱うことを、独自の表現になりますが”マルチカラー”と呼ばせてもらいます。
マルチカラーを扱う代償
管理がメチャクチャ大変。この一言に尽きます。
演技途中で失敗した際のリカバリーが絶望的になること、構成を練るのが大変。この点から、3種類以上の色を扱うマルチカラーのシガーボックスジャグラーはほとんどいません。それだけ希少かつ、扱いがかなり難しいんです。
4色(種類)以上の柄を巧みに使い分け、色の組み合わせで技術を表現しているシガーボックスジャグラーは筆者の知る限りMiharaさんを含めて2名しかいません。
マニュピレーションの影に隠れたボディ系統の技術力
タカムラーオールリリース*2・スガワラー*3の一発成功はすごい。
シガーボックスルーチンは疲労が激しいです。にも関わらず体力が消耗しているであろうルーチン後半でのボディ系統の成功は、トリックの安定度の高さがうかがえます。
中でもタカムラーオールリリースはかなり繊細なトリックの1つです。
色を巧みに扱えるのはシガーボックスの特権でもあります。
周囲のシガーボックスジャグラーとの差別化ができるので、構成を練ることが得意な方は一度挑戦してみてはいかがでしょうか?
それではまた!
日本にあるシガーボックスオンリーの競技会を比べてみた
どうも。湯道 怜央(ユミチ レオ)です。
今日(2018/7/15)から関東シガーボックスコンテストさんのエントリー申し込みが始まりましたね。
日本にあるシガーボックスジャグリング専門の競技会についてです。
日本に2つあるシガーボックスオンリーの競技会を比べてみました。
ジャグリングの競技会?
ジャグリングにも競技会はあります。
筆者の経験上、ジャグリングになじみの無い方にジャグリングに競技会があることを伝えると「ジャグリングに大会があるの!?」と驚かれるか笑い飛ばされるかのどちらかですね。(筆者が競技会ジャグラーだった頃、有休申請理由にジャグリングの競技会に出ると伝えると「本当にそんなのがあるのか?」と笑われたものです)
ルールは競技会毎に微妙に違います。ジャグリングルーチンの「技術力」「安定度」「演技構成」を主な評価項目とされていることが多いです。
日本で一番有名であり、日本一のジャグラーを決めるジャグリングの競技会は
特定非営利法人 日本ジャグリング協会が主催のJapan Juggling Festival(JJF)内で行われているチャンピオンシップ(通称:JJFCS)です。
<日本ジャグリング協会公式HP>
シガーボックス専門の競技会
2018年現在、日本には2つのシガーボックス専門の競技会が存在します。以下の2つをご紹介します。
シガーボックス大会
<公式HP>
http://japanohako.wixsite.com/boxcompetition
2012年より毎年大阪府で開催されているシガーボックス専門の競技会。
開催時期は、独立された2014年以降は7月頭・5月末・6月末と開催時期はまちまちです。公式Twitterによると、会場使用権の抽選により左右されているとのこと。
シガーボックスのみの競技会では一番歴史があります。
採点方法やルールについてSNS上で話題になっていることをたびたび見かけます。
内容を見ると減点となる行為が明記されており、独特な減点ルールの存在やミスに対して厳しい方針がうかがえます。
関東シガーボックスコンテスト
<公式HP>
2017年9月より第一回が開催された、関東で行われているシガーボックス専門の競技会。
2018年9月24日に第二回大会が開催予定されています。
第一回大会より審査員制度を導入されており、審査員も日本トップクラスのシガーボックスジャグラーをそろえています。
関西と関東との違いは?
関西での大会と関東での大会の違いを比べてみました。
- ジュニア部門の出場条件
関西:開催年の前々年の4月1日以降にシガーボックスを始めたかつ、本大会の入賞経験がないこと。
関東:大会当日でジャグリング歴1年半未満。
約1年ほど差があります。
- 男女混合であること
関西:ジュニア部門、総合部門の各部門で男女が部門別となっている。
関東:ジュニア部門、総合部門の各部門で男女混合となっている。
個人的には関東大会が男女混合としている意図に興味があります。
- 設立部門
関西:男女のジュニア部門、総合部門のみ
関東の方では「大会に出るのはハードルが高い」という方のために、比較的参加しやすいエンデュランス部門があります。
- 演技時間
関西:ジュニア部門3:00~5:00 総合部門4:15~6:00
関東:ジュニア部門1:00~2:00 総合部門2:00~4:00
意図的かはどうかはさておき排反関係になっていますね。
関西大会で出場できるルーチンでは関東大会では出場できない。逆もしかり。
- 審査基準(加点項目)
関西:
難易度(30点)・新奇性(10点)・操作安定(30点)・演出(30点)
の4項目。
ジュニア・総合問わず一律。
関東:
大項目として技術面(60点)・演技面(40点)
大項目の内訳として
技術面(難易度:30点 安定度:20点 新奇性10点)
演技面(構成:30点 観客意識:10点)
となっています。総合部門とジュニア部門では内訳の配点が微妙に違います。
関西に比べ関東では演出・演技面に対する比重が10%多いようです。
ただ、順位を決める得点の計算方法が両者で異なることにも注意が必要です。
- 審査基準(減点)
関西:減点項目担当の審査員がおり、減点される行為が明記されている。
関東:「審査基準から各審査員の裁量で減点を行います」(公式HPより抜粋)
関東に比べ関西では減点される行為が明記されています。
関西の大会では2016年大会に「隠蔽減点」という項目が新たに設けられ、SNS上で物議を醸していました。
競技会に足を運んでみよう
競技会に出場することは勝負をすること以外にも、今の自身の腕前がどのように評価されるのかを知る機会にもなります。競技会に出ることがジャグリングの全てではありませんが、競技会出場・入賞を日ごろの練習の目標としてもよいのではないでしょうか?
出場しないまでも、是非競技会に足を運んでみてください。きっと交通費以上の何かを得られます。
それではまた!
*1:トリックを長時間行い続ける耐久競技のこと